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危険ドラッグ事故「二度と」 中野の事故3年 同僚ら冥福祈る

黙とうする中野消防署職員たち=14日、中野市黙とうする中野消防署職員たち=14日、中野市
 中野市の県道で2014年5月、危険ドラッグを吸った当時19歳の男(22)が運転する乗用車が暴走し、3人が死傷した多重事故は14日、発生3年になった。亡くなった岳南広域消防本部中野消防署(中野市)の消防士川上育也さん=当時(25)=の同僚は職場で黙とう。川上さんの父哲義さん(60)は塩尻市の自宅で訪ねてきた育也さんの友人らと冥福を祈った。

 消防署の当直16人は14日朝、建物前に整列し、事故現場の西方面に向かい約1分間、黙とうをささげた。同本部次長補佐の柴本賢司さん(51)は「彼の遺志を大事にして、全員で仕事を頑張っていきたい」と話した。

 哲義さんによると、友人らは育也さんの仏壇に線香を立て、思い出話をした。哲義さんは、危険ドラッグが絡む事故や犯罪のニュースを見ることは減ったと感じており、「育也の死を無駄にしないために、事故が多くの人の心に残り、同じ事が起きないでほしい」と語った。

 車を運転していた須坂市の男は危険運転致死傷罪などで懲役13年、同乗していた男(24)は危険運転致死傷ほう助罪などで懲役6年の判決が確定している。

(5月15日)

長野県のニュース(5月15日)