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「ダビンチ」手術 500例達成 長野市民病院

 長野市民病院で15日、米国製の内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」を用いて行った手術が500例目に達した。同病院によると、県内で導入している4医療機関の中では最多という。ダビンチの手術は開腹や腹腔(ふくくう)鏡手術に比べて高精度の手術を実現できるのが特徴。体への負担が少なく、入院期間も短く、患者にとっては好ましい手術法としている。

 ダビンチは、鉗子(かんし)やはさみといった手術器具を取り付けた3本のロボットアームと内視鏡カメラを備える。腹部などに小さい穴を開け、差し込んだ内視鏡が捉えた立体画像を見ながら、医師がアームを遠隔操作して患部を切ったり縫ったりできる。画像を拡大して細部を確認したり、人間の手より器用に動くため正確に手術したりできる。

 同病院は2013年4月にダビンチを導入。500例の手術の内訳は前立腺がんが454例で最も多く、腎臓がんが33例、胃がんが9例など。15日は、泌尿器科副部長の小口智彦医師が70代男性の腎臓がん部分切除手術をした。

 ダビンチの手術の保険適用は現在、前立腺がん摘出術、腎臓がん部分切除に限られており、同科の加藤晴朗部長は「保険が適用される手術が増えればいい」と話していた。

 ダビンチは国内で導入が進んでおり、県内ではほかに、信州大病院(松本市)、長野赤十字病院(長野市)、諏訪赤十字病院(諏訪市)が導入している。

 長野市民病院は6月10日の病院祭で、来場者にダビンチの操作を体験してもらう催しを開く。

(5月16日)

長野県のニュース(5月16日)