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来年度にも用地交渉開始 飯田市 リニア県内駅周辺整備へ

 飯田市は18日、リニア中央新幹線県内駅(飯田市上郷飯沼・座光寺)周辺の用地買収交渉を、早ければ来年度にも始める考えを市議会リニア推進特別委員会で示した。用地買収に応じて移転する住民らに代替地をあっせんする計画で、代替地の地権者との交渉も進めるとした。

 市は県内駅周辺に、駐車場や交通広場などを建設するため、上郷飯沼の北条地区の整備対象区域で約6・5ヘクタールの用地買収を計画。リニア本線や県内駅を建設するのに必要な用地(面積算定中)の買収業務もJR東海から受託している。県によるアクセス道路整備にも用地買収が伴い、移転対象の住宅や事業所は計約300棟に上る見通しだ。

 市は、用地買収の公平性や透明性を確保するため移転対象の地権者らでつくる「用地関係者組合」の設立を検討。地区役員らによる準備会で規約を決め、本年度末以降に組合を設立する計画とした。土地単価などを組合と協議し、個別の交渉開始は「どんなに早くても18年度から19年度にかけてになる」と説明した。

 市は、移転対象者にあっせんする代替地として上郷飯沼地区の3エリアと、座光寺地区の2エリアを候補に挙げており「なるべく本年度中には確定したい」と説明。一方、移転対象者向けに売却・貸与できる土地(100平方メートル以上)の情報を募っている「代替地登録制度」については、17日時点で127件の登録があるとした。

(5月19日)

長野県のニュース(5月19日)