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新業態 ゼリー店拡大へ 松本青果物流通センター

果物をふんだんに使った「フルーツダイニングシュン」の生ゼリー。今秋開業するイオンモール松本に2号店を出す果物をふんだんに使った「フルーツダイニングシュン」の生ゼリー。今秋開業するイオンモール松本に2号店を出す
 青果物仲卸業の松本青果物流通センター(松本市)が、松本市中央4に今秋開業する大型商業施設「イオンモール松本」にフルーツゼリー店を出店することが29日、分かった。同市中央3で営む「フルーツダイニングシュン」の2号店で、信州産の新鮮な果物を使った「生ゼリー」のほかカットフルーツ、生ジュース、クレープなども販売。人口減で果物の消費量が減り、青果卸の市場規模が縮小する中、新業態の小売業で事業拡大を目指す。

 出店場所は、イオン(千葉市)傘下のイオンモール(同)が建設する主要3棟のうち最も南寄りで、2、3階に複合映画館(シネコン)が入る建物「空庭(ソラニワ)」の1階。店舗面積は約100平方メートル。同じフロアには、松本ハイランド農協(松本市)の直営店、五千尺(同)のケーキ店も出店を予定している。

 「フルーツダイニングシュン」は、信州産の果物を中心に、素材の味を生かしたメニューで観光客も取り込んでいる。藤森聖晃(きよあき)社長は「イオンモール開業は、松本の消費市場に革命的な影響を及ぼす可能性がある。モール業界トップを走るイオンモールへの出店で、全国展開も視野に小売店舗運営のノウハウを蓄積したい」とする。

 松本市公設地方卸売市場内に本社を置く松本青果物流通センターは、青果物を安く仕入れることができる仲卸業の強みを生かして2014年、小売業に進出。観光客でにぎわう中心市街地の中町通り近くに、ともに直営店の「フルーツダイニングシュン」と青果店「八百屋の旬」を開業した。インターネット販売にも力を入れている。藤森社長は「青果卸の市場は縮小しており、果物王国・信州をPRし、新たな収益源を育てたい」と話す。

 求人ジャーナル東京支店(東京)がインターネット上に設けたイオンモール松本の求職者向けサイトによると、松本市で6月18日に開く合同面接会には、29日時点で42店が参加予定。良品計画(同)の生活雑貨店「無印良品」、アダストリア(同)が展開する衣料品ブランド店「ニコアンド」「グローバルワーク」なども名を連ねている。

(5月30日)

長野県のニュース(5月30日)