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八坂中生 森でアート 北ア国際芸術祭出展の芸術家指導

リーさんの作品「風のはじまり」の中に入り、作品の魅力を感じる生徒たちリーさんの作品「風のはじまり」の中に入り、作品の魅力を感じる生徒たち
 大町市で4日に開幕する「北アルプス国際芸術祭」に出展する台湾の芸術家リー・クーチェさん(38)と一緒に芸術作品を作る体験会が31日、市内の鷹狩山の山中で開かれた。近くの八坂中学校の全校生徒32人が参加。生徒たちは、台風をモチーフにして木の枝を組み上げたリーさんの巨大な作品「風のはじまり」を模して、森の中で集めた枝を近くの地面に渦巻き状に置いていき、「小さな台風」を表現した作品を完成させた。

 リーさんは5月8日から大町市に滞在。鷹狩山の山中に落ちている枝を集め、ボランティアらと一緒に森の中に組み上げて「風のはじまり」を制作した。高さ約2・5メートル、直径約30メートルの巨大な渦巻き状の作品で、枝を組んで作ったトンネルをくぐると、作品の中に入って内側から鑑賞することもできる。

 この日、生徒たちが制作に取り組んだのは、直径約2メートルの小さな台風。リーさんは「台風は日本と台湾にとって共通の自然現象。日本と台湾、人と自然をつなぐ思いを持って」と指導。生徒たちは、それぞれが拾ってきた枝を渦を巻くように並べていき、30分ほどで作品を完成させた。

 生徒たちの作品は、リーさんの作品の一部として、芸術祭を訪れる鑑賞者に楽しんでもらうという。3年の小嶋朱帆(しゅほ)さん(14)は「小さな枝が積み重なることで、どんどん作品になっていく様子が面白かった」と話していた。

(6月1日)

長野県のニュース(6月1日)