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県内 梅雨なのに… 続く少雨 農家「困った」

河川敷のキュウリ畑で、うねにポンプでくみ上げた地下水をまいて定植の準備をする農家=17日、長野市大豆島河川敷のキュウリ畑で、うねにポンプでくみ上げた地下水をまいて定植の準備をする農家=17日、長野市大豆島
 九州から関東甲信の各地方が梅雨入りして1週間が過ぎたが、梅雨前線が高気圧の影響で北上せず、広い範囲で降水量が平年の50%未満という状況が続く。気象庁は梅雨の後半にあたる7月にはまとまった雨が降ると予想しているが、しばらくは少雨が続きそうだ。

 長野地方気象台によると、6月の県内は高気圧に覆われて晴れた日が多く、平年より1日早く7日に梅雨入りした後も全県的に雨が少ない状態が続いている。主な観測点の降水量は、長野は6月の1カ月間の平年値が109・2ミリなのに対し、16日までの合計が17ミリ。松本14・5ミリ(6月の1カ月間の平年値125・7ミリ)、諏訪4ミリ(同164・2ミリ)、飯田24ミリ(同203・1ミリ)、軽井沢51ミリ(同155・6ミリ)となっている。

 長野市大豆島の落合橋近くにある河川敷の畑では、キュウリの苗の定植を月末に控え、うね作りが進む。近くの農業轟良雄さん(62)は17日午前、ポンプでくみ上げた地下水をホースで散水していた。「今月は雨が降ったのは1回しか記憶にない。いくら水をくれても、表面だけで深くには染み込まない。雨は多すぎても困るけど、全然降らないのも困る」と嘆いた。

 県農政部は低温、少雨に対する農作物の管理に関する情報を出し、乾燥状態が続く場合は、適切な水やりなどを呼び掛けている。県諏訪建設事務所(諏訪市)は16日から、諏訪湖の水位が低下しているため釜口水門(岡谷市)から天竜川への放流量を通常時(毎秒8・4トン)より減らし、毎秒7・5トンとしている。

 気象庁が15日に発表した県内を含む関東甲信地方の1カ月予報(17日〜7月16日)によると、向こう1カ月の降水量は平年並みか、少ない見込み。

(6月17日)

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