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花咲く平和、若い世代に 全日本花いっぱい松本大会

「花いっぱいの歌」を披露したSK松本ジュニア合唱団=17日、松本市のまつもと市民芸術館「花いっぱいの歌」を披露したSK松本ジュニア合唱団=17日、松本市のまつもと市民芸術館
 松本市で17日に10年ぶりに開いた「全日本花いっぱい松本大会」の記念式典。小中学生や高校生、大学生らが、大会宣言や花いっぱい運動の事例発表、合唱などに参加した。運動の創始者、小松一三夢(いさむ)さんが花を植えて社会を明るく、平和にしようとした理念を若い世代に引き継ぐ内容となった。

 大会宣言は、平和を考える学生組織「松本ユース平和ネットワーク」の松本大4年西本沙織さんと、「まつもと子ども未来委員会」の松本深志高校1年楠裕人さんが行った。「運動を実践し、花と緑あふれる住みよい街をつくり、戦争のない平和な世界を願う」と誓った。

 1955(昭和30)年に松本市で開いた第1回大会で作り、今春にCDを作って復活させた「花いっぱいの歌」を、小中学生、高校生でつくるSK松本ジュニア合唱団が披露。伸びやかな声で「花をいっぱい植えましょう世界が花に埋まるまで」と歌い、会場から温かい拍手が起きた。

 事例報告では、エクセラン高校(松本市)の3年小沢子義(しちか)さん(17)と2年増田永遠音(とわね)さん(16)が、育てた花の種を松本市や国体開催都道府県に贈る活動を紹介。「運動は私たちに受け継がれている。活動を後輩につなげていきたい」と発表した。

 あがたの森公園での記念植樹では、菅谷昭市長らがベニバナトチノキなどを植えた後に、松本市旭町小の子どもたちが周囲にサルビアやダリアの苗を植えた。6年山辺葵さん(12)は「運動を日本中に広めた小松さんを尊敬する。植えた花や木を見た人の心が安らいでほしい」と話した。

 運動に携わる都内のグループの並木正雄さん(69)=東京都小平市=は「教育に運動が生きており、歴史を感じた。駅前の装飾など松本市が真心を込めて歓迎してくれた」と喜んでいた。

(6月18日)

長野県のニュース(6月18日)