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みんなの歌できた 伊那・西春近北小の特別支援学級児童が歌詞

録音のため、久保田さん(右端)の指示を受けながら歌う子どもたち録音のため、久保田さん(右端)の指示を受けながら歌う子どもたち
 伊那市西春近北小学校の特別支援学級の児童13人が歌詞を考えたオリジナル曲が完成し、17日、同校で子どもたちが歌ってCDに収録した。「笑顔いっぱい!」のタイトル通りに、音楽室に元気で大きな声が響いた。23日の同校の音楽会でお披露目する。

 子どもらと教員は円陣を組み、「みんなでCDを完成させるぞ」との掛け声で収録開始。「笑顔がいっぱい手を取り合って歩き出そう」「きっとできるよ僕らの夢新しい明日に向かって」などの歌詞を、手をつないだり、ステップを踏んだりする振り付けも交えながら歌った。

 昨年、同学級として初めて音楽会に参加。ステージから「一緒に歌おう」と会場に呼び掛けたところ、別のクラスの児童80人ほどがステージに上がって一緒に歌った。その後、特別支援学級担任の星野正明教諭(60)が「来年の音楽会はどうしようか」と尋ねると、子どもらは「歌を作ってみたい」と応じたという。

 2月ごろから「友達と仲良く」「笑顔で生きたい」など、歌詞に入れたい言葉をそれぞれ考えた。これを基に、星野教諭が知人の県伊那養護学校(伊那市)教諭で上伊那地方のライブハウスなどで演奏する久保田治彦さん(56)=駒ケ根市、その音楽仲間で保育士の赤羽三和さん(25)=伊那市=に作詞と作曲を依頼。2人は、子どもたちの思いや言葉が生きるように曲を作ったという。

 5月に歌が完成してから、子どもたちは毎日練習を重ね、歌を覚えるのが苦手だったが完璧に覚えた子どももいたという。この日は久保田さんが指揮し、赤羽さんも一緒に歌った。5年生の武藤勇太君(10)は「音楽会は緊張すると思うけれど、元気に楽しく歌いたい」と話していた。

(6月18日)

長野県のニュース(6月18日)