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「ヨコヤマコール」で門出祝う AC長野Lの横山選手、ドイツへ

壮行セレモニーで涙ぐむ横山久美選手(10)=24日、長野市の長野Uスタジアム壮行セレモニーで涙ぐむ横山久美選手(10)=24日、長野市の長野Uスタジアム
 サッカー女子のAC長野パルセイロ・レディースのFW横山久美選手(23)が、ドイツの強豪フランクフルトへの期限付き移籍を前に臨んだ24日のアルビレックス新潟レディース戦。長野Uスタジアム(長野市)ホーム側のゴール裏をチームカラーのオレンジ色に染めたサポーターたちは、「俺たちの誇り」と記した横断幕を掲げ、大きな「ヨコヤマ」コールでエースストライカーの門出を祝福した。

 「人として社会人として、サッカー選手として、いろいろなことを学ばせてもらいました」。試合後の壮行セレモニーで横山選手は、家族やファンへの感謝の言葉を真っすぐ前を向いて語った。

 横山選手が「オヤジ」と慕うチーム運営会社の井原邦典さん(59)が花束を手渡すために近づくと、横山選手は涙ぐんだ。移籍に寂しさを感じる井原さんは、共に過ごした3年半を思い出し、用意していた言葉を口にできなかった。「けがするなよとか、待ってるぞとか、いろいろ考えていたんだけどね…」

 5645人もの観客が詰め掛けた。ピッチをチームメートと1周。さらに1人でサインや写真撮影に応えながらゆっくりと1周した。サポーターたちは涙ぐんだり、「体を大事にして」と声を掛けたりしていた。「輝け世界のファンタジスタ」と書いた横断幕が揺れた。

 前身の大原学園JaSRA女子サッカークラブ時代から応援する田島裕一さん(48)=須坂市=は「パルセイロから世界に羽ばたく選手が出る時代が来るとは…」と感慨深げ。長野市の徳永譲さん(35)は「ドイツでもどんどんゴールを決めてほしい」と活躍を願った。

(6月25日)

長野県のニュース(6月25日)