長野県のニュース

震度5強の木曽・王滝 復旧始動 道路・斜面の亀裂処置

県道沿いでは、業者が倒れたガードレールを補修するなど、復旧が本格化した=27日午前9時40分すぎ、木曽町三岳県道沿いでは、業者が倒れたガードレールを補修するなど、復旧が本格化した=27日午前9時40分すぎ、木曽町三岳
 木曽郡木曽町と王滝村で震度5強の地震が起きて2日たった27日、被害の大きかった同町三岳では、町が被害状況を聞き取り、斜面の亀裂に応急処置をした。住民や業者は倒れた墓石を元に戻したり、曲がったガードレールを直したり。地震はまだ収まらない中だが、少しずつ復旧作業を本格化させた。

 石材店を営む本椙重雄さん(72)は親戚の男性と2人で、重機を使って墓石をつり上げ、元に戻した。「(1984年9月の)県西部地震でもこんなことはなかったのに」と困り顔ながらも、「自分でやれることはやっていこうと思う」と話した。すぐ近くの県道では道路とのり面の間に亀裂が入り、ガードレールが曲がって落ちたため、業者がのり面を固め直し、新たなガードレールに交換した。

 農業菅田久子さん(77)の自宅裏の急斜面には、幅5センチほどの亀裂が入った。雨水で亀裂が拡大しないよう、25日に町職員がブルーシートを掛けたが、揺れが続いてさらに広がったため町職員5人が27日朝、シートで覆った。菅田さんは「揺れが続くと家が崖ごと崩れて落っこちるんじゃないかと恐ろしい。片付けをしてもまた揺れて物が落ちるばかりでしょうがない」。

 別の住宅の15メートルほど上には、直径3メートルほどの岩が木に引っ掛かるように止まっており、長さ30メートル近い亀裂も見つかった。町職員が同日朝から亀裂をシートで覆うなどして対応。この家に住む男性(49)は「以前から大きな岩があるのは分かっていたが、転がり落ちたのが3、4メートルだったので、木の部分で止まってくれた。何とかしてほしいが、駄目なら自力で割るなどするしかない」と話した。

(6月27日)

長野県のニュース(6月27日)