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SC軽井沢クラブ 五輪シーズンへ3日に始動

ショットを意識しながら体を動かす両角友佑ショットを意識しながら体を動かす両角友佑 ジムで上半身を鍛える両角公佑ジムで上半身を鍛える両角公佑
 カーリング男子で来年2月の平昌五輪に出場するSC軽井沢クラブが、7月3日に氷上でのチーム練習を始め、五輪に向けて動きだす。4月に五輪出場を決めて以降、勤務先の支援態勢が充実し、選手たちは練習時間をこれまで以上に確保できるようになった。五輪でのメダル獲得の目標に向け、チームでの本格始動を前に充実した自主練習を重ねてきた。

 主力4選手のうち、スキップ両角友佑(32)とセカンド山口剛史(32)は、チームを運営するNPO法人スポーツコミュニティー軽井沢クラブに正規職員として勤務。サード清水徹郎(29)は長岡鉄工(北佐久郡軽井沢町)の正社員、リード両角公佑(28)はタカサワマテリアル(佐久市)の契約社員として、いずれも仕事と競技を両立している。

 昨年までのオフは4人とも、平日はフルタイムで働いていた。今年は「会社を挙げて応援する」(タカサワマテリアルの小林正夫社長)など勤務先の理解を得て勤務時間を減らし、その分を自主練習に充ててきた。

 両角公は毎日、清水は週3日が午前のみの勤務となり、午後は筋力トレーニングなどの自主練習に取り組む。「去年までは仕事の後の夜しか練習時間がなく、仕事で疲れた時は十分な練習ができなかった」と清水。2人とも勤務時間が減っても給料は変わらない契約で、両角公は「結果を出し、サポートを手厚くしてもらった」と歓迎する。

 両角友と山口はほぼ競技に専念できる環境。山口は妻の七重さん(33)がインストラクターを務めるピラティス(体幹を鍛え、バランスを整える運動)に取り組み、両角友は走り込み中心の体づくりをしてきた。

 昨年まではオフの自主練習が不十分だったこともあり、大会期間が2週間近い世界選手権などでは大会終盤に、疲れの蓄積によるプレー精度の低下が課題になっていた。鵜沢将司トレーナー(43)は「体力面では海外の強豪と根本的な差があった。体づくりができている」と手応えを感じる。

 チーム練習の中身も見直す。氷上での個人練習は昨年並みの時間を確保しつつ、チーム全体での氷上練習を週4日に倍増させる。4人の間の意思疎通をより深め、ショットの精度を高める狙いだ。

 「それぞれの選手のコミュニケーション力が高くないとできないショットがある。五輪でメダルが狙えるチーム力をつけたい」と山口。司令塔としてチームをけん引する両角友は「ここまでの体づくりを生かして、勝敗を分けるオンアイス(氷上)での練習を頑張っていきたい」と気持ちを高めている。

(6月29日)

長野県のニュース(6月29日)