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独発祥「バルシューレ」 佐久・上田に教室オープン

「ゴー・スルー」を楽しむ子どもたちと小柳さん「ゴー・スルー」を楽しむ子どもたちと小柳さん
 小学校低学年までの子どもを対象にしたドイツ発祥のボール遊び教室「バルシューレ」が県内では初めて、佐久市、上田市で相次いでオープンした。ボールを使った約120種類の遊びを楽しみながら、さまざまな球技種目につながる基礎的な運動能力を養う狙い。佐久市出身で早稲田大時代にラクロス女子日本代表として活躍した小柳なつみさん(29)=上田市=が運営、指導する。

 バルシューレで行う遊びは、ボールを扱う技術や状況に応じた体の使い方などを自然に身に付けられるよう考えられているという。その一つの「ゴー・スルー」は、コートの所定の位置にいる人に触れられないようボールを目的地に運ぶ遊びで、相手をかわすスペースを見つけ、体を運ぶ動きを体感できる。

 28日は上田市の上田城跡公園第二体育館で教室がオープン。小学生の部で参加した6人がゴー・スルーなど5種類の遊びを楽しんだ。こうした遊びを通じて、サッカーやバスケットボール、ラグビーなど、子どもの能力や特性に合った球技種目を指導者が見いだしたり、子ども自身がやりたい球技を選んだりしていくことができるという。

 バルシューレの国内での普及は、体育会に所属する学生の就職支援などを行う「アスリートプランニング」(東京)が昨年冬に任意団体「バルシューレ東京」(同)を設立して始まり、県内2校を含めて全国で12校が開校している。同団体が開く講習を受け、試験に合格すると教室を開ける仕組みという。

 小柳さんは小学1年から高校3年までバスケに打ち込み、佐久長聖高校(佐久市)で全国大会に出場。早大ではラクロス部主将を務めた。大学から始めたラクロスで日本代表に選ばれたことで「バスケ一筋だったが、自分に向いているスポーツが他にもあったのではないか」と思うこともあったと振り返る。

 「子どもの段階で自分のスポーツの適性が分かれば」と考えていたところ、知人に聞いたバルシューレの理念に共感。教室を開くことにした小柳さんは「得意なスポーツが分からない子や、運動が苦手な子にも来て楽しんでほしい」と話している。

 教室は原則、佐久校が毎週月曜日、上田校が同水曜日。今年は9月まで残り10回。園児と小学生の部があり、会費は1回1500円で月最大6千円。問い合わせは小柳さんに電子メール(natsumi@kids−base.net)で。

(6月29日)

長野県のニュース(6月29日)