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「市田柿」うどん、豊かな風味 高森の推進協が開発

市田柿の皮を練り込んだうどんを試食する参加者ら市田柿の皮を練り込んだうどんを試食する参加者ら
 長野県下伊那郡高森町や町商工会でつくる「市田柿発祥の里活用推進協議会」(新井徳二会長)が、町特産の干し柿「市田柿」の皮を練り込んだうどんを開発し、試食・発表会を4日に町内で開いた。5日から販売を始める。

 ざるうどんで食べやすいよう細麺に仕上げ、爽やかな喉越しと、かすかに香る市田柿の風味が特徴。推進協の企画開発部長を務める天竜産業(高森町下市田)代表取締役の原八州彦(やすひこ)さん(61)が中心となって開発した。

 原さんによると、市田柿は生の実の重量で1割程度の皮が、生産過程で廃棄されている。同社は1999年から、皮を活用するため、粉末状にした商品を販売していたが、用途の幅を広げることが課題だった。粉末をかりんとうに混ぜ込むなど試作を繰り返したが、柿の風味が完全に消えてしまってうまくいかず、最後にうどんにたどり着いた。同社はほかに、干した皮を煮込んだ柿シロップの開発なども進めている。

 この日の試食会には飲食関係者ら約20人が出席し、柿の粉末を全体の5%分練り込んだざるうどんを試食。会長の新井さんは「ヒット商品にできる」と期待していた。

 5日から、1玉(150グラム)100円(税抜き)で、生麺の販売を同社が開始。町の温泉宿泊施設「湯ケ洞(ゆがほら)」など、町内4店舗もメニューとして提供を始める。

(7月5日)

長野県のニュース(7月5日)