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御嶽海 調整は「自己流」 出稽古を回避

基本動作で体を動かした後、部屋の稽古を見守る御嶽海=愛知県犬山市基本動作で体を動かした後、部屋の稽古を見守る御嶽海=愛知県犬山市
 大相撲で新関脇になった御嶽海(本名・大道久司、木曽郡上松町出身、出羽海部屋)は4日、4月に痛めた左手の不安などを訴え、大関豪栄道がいる境川部屋(宿舎=愛知県扶桑町)で予定された出稽古に行かなかった。5日の最終日の出稽古も回避する可能性があり、9日初日の名古屋場所(愛知県体育館)は、自己流調整の色を濃くして臨む公算が大きい。

 御嶽海は左手以外にも疲労性の痛みを抱える体の部位がある。この日は出羽海部屋の親方衆に了承を得ると、愛知県犬山市にある部屋宿舎で、基本動作で軽く調整した。

 出稽古は6月29日の初日に平幕以下と13番を取って5勝したが、30日と今月3日は一日12番ずつ取って2勝、1勝しただけ。豪栄道には初日に11番挑んで1勝したが、春日野部屋の関取衆も加わって指名されにくくなった30日は6番、3日は3番で全敗した。結果が全てではないとはいえ、連日の実戦的な稽古は約4カ月ぶりとあり、スタミナ不足がにじんだ。

 3日は報道陣に対し、「立ち合いは踏み込めているけれど、その後が悪い。思うように体が動かない」と漏らした。栃ノ心と勝ったり、負けたりの激しい稽古を続けた豪栄道と比較して、「大関とは、体力と、気持ちの持ち方も違う。自分はまだメンタルの強さが足りない」と話した。

 ただ、実戦的な稽古が不足しても、これまでは本場所で結果を出している。出稽古で取った計57番は立ち合い後に上体が起きる取組がほとんど。骨盤の前傾角度を維持して上体の乱れを抑え、武器の踏み込みの2、3歩目の速さを生かす本場所のような相撲は前面に出なかった。自身で磨いた立ち合いと、相手の圧力を確認していたように映る。

 「残りも考え込まず、いつも通り、マイペースでやります」。初土俵から続ける姿勢は、新関脇になっても変わらない。

(7月5日)

長野県のニュース(7月5日)