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北ア4人死亡事故 墜落小型機の胴体を回収

墜落現場からヘリでつり上げ運んだ小型機の胴体を下ろす航空会社社員ら。地面に置かれているのは両翼とエンジン=7日午前11時12分、富山県立山町墜落現場からヘリでつり上げ運んだ小型機の胴体を下ろす航空会社社員ら。地面に置かれているのは両翼とエンジン=7日午前11時12分、富山県立山町
 富山県の北アルプス立山連峰の山中に小型機が墜落し長野県内の男性4人が死亡した事故で、運航した新中央航空(茨城県龍ケ崎市)は7日午前、墜落現場から機体のエンジンや胴体などをヘリコプターでつり上げる作業に着手し、3キロ余り離れた駐車場への移動を終えた。8日にトラックで龍ケ崎市にある同社格納庫に移し、国土交通省運輸安全委員会や富山県警が事故原因を調べる。

 7日までの2日間、機体の回収作業に立ち合った運輸安全委の日野和男航空事故調査官は取材に、現場で計器類や座席の壊れ方、スイッチ類の状態などを確認したと説明。尾根に衝突の痕跡があるかどうかも調べたとし、「気象データなどをさらに集めて分析を重ね、事故報告書はなるべく早くまとめたい」と述べた。

 7日は午前7時半から、作業を担う別の航空会社の関係者ら20人ほどが、立山黒部アルペンルートの「国見駐車場」(富山県立山町・標高2350メートル)から、獅子岳(2714メートル)南東の墜落現場付近へとヘリで順次移動。6日に現場で分解し、青いシートで梱包(こんぽう)したエンジンや座席、左右両翼、胴体などを、午前10時40分ごろから3回に分けて同駐車場に運んだ。作業は同11時10分すぎに完了した。

 回収作業は6日に開始。現場から後輪の一つと着陸時に使う「ランディングギア」を回収していた。運輸安全委からは機体の保全命令が出ており、新中央航空は当面、部品を自社格納庫で保管する。同社によると、事故直後に富山県警が現場で確認した部品などのうち、雪解けの影響などで複数が見つからず、回収を断念した。

(7月7日)

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