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罰金導入で長野市街地の駐車違反減少 市タクシー交通対策協

 長野市街地でタクシーを営業する法人や個人事業者でつくる長野市タクシー交通対策協議会が、タクシーの駐車違反に対する罰金制度を4月に導入して以降、これまでに計16件の違反があったことが12日、対策協のまとめで分かった。違反は4月が10件で、5、6月が各3件。7月は確認中の分が2件で減少傾向にあり、対策協は駐車違反対策として「想定以上の効果」としている。

 罰金制度は、客待ちのタクシーが路上駐車で交通を妨げないように乗務員が互いに監視し、駐車違反とみられる車両を対策協に通報する仕組み。違反業者は1件につき1万円を対策協に支払う。駐車禁止箇所はJR長野駅前、善光寺前、イトーヨーカドー長野店周辺などの一部に設定している。

 罰金制度の運用を受託する長野地区タクシー事業協同組合によると、4月は十分に知られておらず違反が多発。徐々に浸透が進む一方で、罰金を免れようと、長野駅前では客待ちのために駐車まではせず、ゆっくり走行する車両もあるという。対策協は改善を指導した上で、繰り返した場合には違反とみなしている。

 違反件数の減少について同組合は「罰金を乗務員個人に負担させている業者がほとんどで、その影響が大きい」と分析。違反の判断が難しい場合はドライブレコーダーや衛星利用測位システム(GPS)で確認するため、異議申し立てはほぼないという。

 対策協の富田功会長(平和観光タクシー社長)は「業界のイメージ向上につなげ、長野駅前のタクシー乗り場の利用を促すなど乗客の理解も得ていきたい」としている。

(7月13日)

長野県のニュース(7月13日)