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久石譲さんと高畑勲さん ジブリ作品の舞台裏語る

映画音楽作りへのこだわりや苦労を語る久石さん(左)と高畑さん映画音楽作りへのこだわりや苦労を語る久石さん(左)と高畑さん
 長野市芸術館を運営する市文化芸術振興財団の音楽フェスティバル「アートメントNAGANO2017」は12日、同館芸術監督で作曲家の久石譲さん(66)と映画監督の高畑勲さん(81)によるトークセッションを同市権堂町の映画館で開いた。スタジオジブリを率いる高畑さんや宮崎駿監督の作品で久石さんが音楽を手掛けた舞台裏を語った。

 高畑さんは、プロデューサーを務めた「風の谷のナウシカ」(1984年)で久石さんを音楽担当に抜てきした。「宮崎さんや高畑さんが要求するハードルはものすごく高く、毎回ぼろぼろ」と言う久石さんは、「かぐや姫の物語」(2013年)で監督の高畑さんから「観客の感情をあおらず、登場人物の気持ちを表現し過ぎない」などと注文を受け、「何を作ればいいのか」と悩んだと明かした。

 高畑さんは「映画の空間を音楽で埋めたくなかった。久しぶりの大作で緊張し、新しいことに挑戦しなければとも思っていた」と振り返った。

 会場は市内外の約250人でほぼ満席。市内の主婦友田彩香さん(28)は「音楽に込められたいろいろな理由を初めて知ることができた」と喜んでいた。周辺では、県産ワインや県産食材の料理を提供する催しもあった。

(7月13日)

長野県のニュース(7月13日)