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雪山 高校生の安全は 県教委、独自指針策定へ

 栃木県那須町で高校生ら8人が亡くなった今年3月の雪崩事故を受け、県教委は13日、高校生が雪山に入る際の指針を議論する検討会の初会合を開いた。高校生の冬山はスポーツ庁が原則禁止しているが、山岳県として全面禁止するのではなく、安全を確保しながら雪山に親しむ環境を維持するため、独自指針を策定する狙い。山岳関係者ら委員8人が出席。引率教員の育成や山行計画をチェックする仕組みづくりを求める意見が出た。

 信州大理学部の鈴木啓助教授(雪氷学)を委員長に選出。栃木県教委が設けた雪崩事故の検証委員会の委員を務める大町岳陽高校山岳部顧問の大西浩教諭が、同検証委の中間報告書について説明したほか、事務局の県教委スポーツ課が雪山の活動をしている県内高校山岳部の状況を報告した。

 意見交換では、「顧問に知識や技術をしっかり身に付けてもらうことが最も大切」との声があり、指導者研修の在り方を論議した。中信地区の高校山岳部の顧問が互いの山行計画を検討し合う「安全登山研究会」の取り組みが紹介され、第三者がチェックする仕組みの必要性を指摘する意見も出た。

 鈴木委員長は取材に、「日本の山は通年で登ってこそ良さが分かる。安全に雪山を楽しむにはどうしたらよいか、という方向で議論を深めたい」と述べた。

 検討会は今後2回開き、9月をめどに報告書をまとめ、県教委に提出する。県教委は報告書を基に指針を策定し、雪山シーズン前に県内高校に通知する。

(7月14日)

長野県のニュース(7月14日)

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