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白馬高に山岳同好会発足 山岳部復活へ一歩

眼下に広がる麓の景色を楽しみつつ、唐松岳を目指す白馬高校山岳同好会の生徒ら眼下に広がる麓の景色を楽しみつつ、唐松岳を目指す白馬高校山岳同好会の生徒ら
 北安曇郡白馬村の白馬高校に本年度、山岳同好会が発足した。同校には数年前まで山岳部があったが、入部が途切れて廃部に。昨年度に新設された全国募集の国際観光科の2年生で登山経験がある井上梓さん(16)=名古屋市出身=の呼び掛けで「復活」。県外出身の生徒を中心に9人で信州の山を安全に楽しむ活動を始めた。16日は村内の登山口から、北アルプス唐松岳に登った。

 井上さんは昨年4月に入学してから、山岳部の活動再開を希望していた。昨年度は部(初年度は同好会)の新設が認められる校内基準の部員5人が集まらずに断念。今年4月、井上さんが暮らす生徒寮の仲間に声を掛け、2年生2人、1年7人が集まった。

 顧問には、本年度、新卒採用で同校に赴任した英語教諭で、信州大山岳会OBの中嶋渉さん(25)が就き、活動を本格化。5月は村内の登山口であった北ア白馬連峰の開山祭の運営を手伝った。6月には校庭でテント設営を学び、北ア燕岳に日帰りで登った。

 16日は雨が時折降る悪条件の中、9人全員が参加。安全を優先して山頂の手前で引き返したが、唯一の女子生徒で同科1年の権田馨子さん(16)=埼玉県出身=は「見たことのない高山植物と出合えた」と満足そうだった。

 同好会の「部長」を務める井上さんは「自分の登山技能を高めたい。みんなにも山を好きになってほしい」と話した。中嶋さんは「山が身近にある環境を存分に生かせるよう、安全に楽しむための技術や知識を生徒に伝えていきたい」としている。

(7月17日)

長野県のニュース(7月17日)