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東御市民の反対相次ぐ 湯の丸高原高地トレ施設整備計画

花岡市長(中央奥)がマイクを握り、東御市湯の丸高原の開発計画について理解を求めた市民説明会=17日夜、市中央公民館花岡市長(中央奥)がマイクを握り、東御市湯の丸高原の開発計画について理解を求めた市民説明会=17日夜、市中央公民館
 東御市は17日、同市湯の丸高原に高地トレーニング用プールなどの運動施設を整備する計画について市民説明会を開いた。花岡利夫市長も出席し、2回に分けた説明会には計約170人が出席。夜の回では、質問や意見を述べた市民のほぼ全員が計画の進め方に反対し、市は計画についての意見公募(パブリックコメント)を実施する意向を示した。

 市は日本水泳連盟(水連)と協力し、2020年の東京五輪に向けて湯の丸高原に国設プールの誘致を目指してきたが、20年までの整備は難しいと判断。市は今年6月下旬、独自に3年間限定でプールを整備すると発表した。説明会では、高地トレーニング用施設として実績を上げることで国設プールの誘致につなげたい考えを示した。

 これに対し、市民からは「計画が急すぎる」「なぜ市が整備する必要があるのか」「本当に必要なら国が造っているはずだ」―と一連の計画を疑問視する意見が相次ぎ、住民投票を求める声も上がった。昨年の市長選で同高原の整備を公約に掲げた花岡市長は「公約実現に全力を尽くさなければ、何のための選挙だったか分からない」と理解を求めたが、議論は平行線をたどった。

 「くれぐれも2回だけの市民説明会で決めることのないように」と出席者から求められた市側は、一連の構想に対して「パブリックコメントも実施していきたい」と表明した。

 市は、プールを含め人工芝グラウンドなど一連の整備費用計約18億9千万円を、ふるさと納税などの民間資金で確保する計画を立てている。

(7月19日)

長野県のニュース(7月19日)