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長和にアーチェリー合宿所 選手専用 技能指導サービスも

射場で練習に打ち込む菊地選手(右)ら実業団選手=19日射場で練習に打ち込む菊地選手(右)ら実業団選手=19日
 長野県小県郡長和町大門の姫木平地区に、技能向上や競技普及を目的にアーチェリー選手専用の民営合宿所がオープンした。一般選手から国際舞台で活躍する選手までを対象に、韓国人コーチが指導する有料サービスも提供。全日本アーチェリー連盟によると、選手専用で技能指導のサービスもある合宿所は全国的に珍しい。

 合宿所の名称は「ウィンアンドウィンライム」。近くのエコーバレースキー場の駐車場内に射場を設置しており、冬季を除くシーズンのみ営業する。2カ所の射場は合わせて約2・6ヘクタール。64人を収容できる合宿所は、廃業したペンションをそのまま活用した。

 アーチェリー指導者らが昨秋立ち上げた会社「フォーティーズ」(東京)が合宿所を経営し、5月に選手受け入れを開始。同社は2012年ロンドン五輪のアーチェリー女子団体で銅メダルを獲得した早川漣さんと実業団選手契約しているほか、指導に当たるコーチとして元韓国トップ選手を抱える。早川さんがコーチの通訳や自ら選手の指導もする。

 雨天時には射場に大きなテントを設営し、フォームを研究するためのカメラも完備。韓国の弓具メーカーの日本代理店、ウイン・ジャパン(大阪市)の協力で弓具の提供も受ける。合宿所は1泊3食付きで8千円(税別)。

 19日には、10月の世界選手権の日本代表に選ばれた菊地栄樹(ひでき)選手(31)=エディオン=ら約30人の実業団選手が練習に利用した。菊地選手は「涼しく、射場が広いので伸び伸び練習できる。合宿所のスタッフはアーチェリーに精通しており、こまやかな心遣いもうれしい」と話した。

 合宿所長で全日本連盟の競技部専門委員を務める鈴木桂(かつら)さん(52)は、専用合宿所の運営が20年東京五輪に向けた代表選手強化につながることにも期待。「結果を出すまでの過程を、つらい、苦しいだけではなく『ご機嫌に』楽しんでもらえるよう環境づくりをしたい」と話している。

(7月20日)

長野県のニュース(7月20日)