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時計新ブランド確立へ エプソン「トゥルーム」発表

新ブランド「TRUME」の腕時計をアピールする碓井社長。GPSセンサーや気圧・高度センサーなどを搭載した=19日、都内新ブランド「TRUME」の腕時計をアピールする碓井社長。GPSセンサーや気圧・高度センサーなどを搭載した=19日、都内
 セイコーエプソン(諏訪市)は19日、腕時計の新ブランド「TRUME(トゥルーム)」を9月から順次発売すると発表した。衛星利用測位システム(GPS)や気圧・高度などのセンサーを搭載して付加価値を高めた。同社の腕時計事業はOEM(相手先ブランドによる生産)が中心で、主にセイコーブランドで販売している。今回発売するのはいずれも20万円台で、自社ブランドでは最高価格帯。培ってきたセンサーなどの技術でブランドの確立を目指す。

 TRUMEは、英語で真実を意味する「TRUE」と、自分を意味する「ME」の造語。真実の自分を見つけるための人生の羅針盤となる―との思いを込めたという。同社では4番目の腕時計の自社ブランド。

 上位機種には、時計本体とは別に、温度や紫外線などを計測できるセンサーも付属し、歩数や消費カロリーなどの情報も表示する。文字盤裏にソーラーパネルを組み込み、室内の明るさでも十分な充電を可能にした。9月28日から計8機種を順次発売する。価格は24万〜28万円(税別)。

 同社は主力のプリンターや腕時計などのウエアラブル機器など4事業を柱にして新市場を創出し、2026年3月期に連結売上高(国際会計基準)を1兆7千億円とする「長期ビジョン」を掲げる。

 17年3月期の連結売上高1兆248億円余のうち、ウエアラブル機器事業は507億円にとどまる。世界各国で販売を強化するなどし、26年3月期には売上高1千億円以上を目標にしている。

 同社は今後もTRUMEブランドの機種を継続的に投入し、市場開拓に取り組むとしている。都内で記者会見した碓井稔社長は「蓄積した技術を生かし、主体的に新たな価値を生み出して市場を広げる」と強調。「エプソンしか実現できないウエアラブルイノベーションを実現し、主柱事業にしたい」と話した。

(7月20日)

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