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広がれ「内藤とうがらし」 伊那・長谷中3年生が苗育て地域に配る

自分たちで作ったラー油やガーリックオイルを手にする生徒ら。味が自慢です自分たちで作ったラー油やガーリックオイルを手にする生徒ら。味が自慢です
 伊那市長谷中学校の3年生10人全員が「長谷を真っ赤に染めよう」をテーマに、地元の旧高遠藩主、内藤家にちなむ伝統野菜「内藤とうがらし」の苗を育て、地域の観光拠点や保育園などに配っている。昨年収穫した唐辛子を使ってラー油やガーリックオイルを作り、22日に同市創造館で開く「山フェス」で初めて販売する。地域からは特産品にしたいと期待する声も上がっている。

 同校は昨年、高木幸伸校長が入手した苗を授業の一環として育て、唐辛子を収穫。そこから採った種をこの春から育てながら、地元ならではの内藤とうがらしを地域に広めたいと生徒たちが配布や商品化を考えたという。プランターで20センチほどに育った約2500株を、先週から希望する住民らにも配布している。

 20日には、昨年収穫した唐辛子を使い、レシピを調べてサラダ油やごま油、ニンニク、ネギなどと混ぜ、ラー油80瓶(72ミリリットル)と試作のガーリックオイルを作った。生徒たちと3年生担任の田中祐貴教諭(38)がラベルをデザイン。学年の愛称「おてんと3」にちなみ、「長谷の太陽」と名付けた。今後本格的な商品化を目指す。

 21日は、プランターの苗と一緒に、この間の活動をまとめたプリントとラー油を各施設に贈呈。県外客も多い宿泊施設「仙流荘」は食堂に置いて客に味わってもらうとし、支配人の北原幹人さん(62)は「いずれ売店でお土産として販売し、生徒たちの励みになればいい」と話していた。

 山フェスでは苗を2株100円で販売する。ラー油は1瓶300円、ガーリックオイルは大瓶200円、小瓶150円で販売する。

(7月22日)

長野県のニュース(7月22日)