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浅川ダムの安全願う 県や期成同盟会が完成式

県営浅川ダムの完成を祝い、風船を飛ばす参加者たち=24日、長野市県営浅川ダムの完成を祝い、風船を飛ばす参加者たち=24日、長野市
 県と、長野市と上高井郡小布施町の関係者でつくる「浅川改修期成同盟会」は24日、県営浅川ダム(長野市)の完成式を現地で開いた。関係者や地元住民ら約150人が出席。1977(昭和52)年の実施計画調査開始から曲折を経て、全国4例目の「穴あきダム」として完成したダムの安全運用を願った。

 式ではテープカットやくす玉割りで完成を祝い、出席者全員で風船を飛ばした。阿部守一知事は「念には念を入れて安全性確保に努めてきた。ダムの完成で氾濫、洪水の危険性が減少する」とあいさつ。同盟会長の加藤久雄・長野市長は「新たな観光振興の拠点として有効活用を望む」と述べた。

 同ダムは、下部の「常用洪水吐(ば)き」と呼ばれる穴(高さ1・45メートル、幅1・3メートル)から河水を流し、大雨時には自然と水がたまる仕組み。県は昨年10月から今年2月、ダムに水をためて安全性を確認する「試験湛水(たんすい)」を行い、3月に運用を始めた。

 同ダムを巡っては、田中康夫元知事が2002年、「脱ダム」宣言に基づきダム建設の中止を表明。その後、村井仁前知事が「穴あきダム」方式での建設を決め、10年に着工した。阿部知事はダム建設の是非について論点を再確認し、建設を継続した。

(7月25日)

長野県のニュース(7月25日)