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佐久穂町、民営化の方針 八千穂高原スキー場

民間への譲渡方針が示された町営八千穂高原スキー場の施設=佐久穂町民間への譲渡方針が示された町営八千穂高原スキー場の施設=佐久穂町
 南佐久郡佐久穂町は24日、町営八千穂高原スキー場の地元住民説明会を開き、一般財源から赤字分の補填(ほてん)が続いている同スキー場の運営について、民間会社に施設を譲渡する形で民営化を図る方針を示した。今後、運営を受け入れる会社を探し、長くても2018年度のシーズンで町営を終了したい考えだ。

 同スキー場は、茅野市境の麦草峠に至る国道299号沿いで、標高約1600メートルの北八ケ岳山麓にある。合併前の旧八千穂村が1984(昭和59)年に開設。旧佐久町と合併し佐久穂町が誕生した2005年以降も、同町が運営してきた。

 約16ヘクタールのゲレンデに4基のリフトがあり、91年度のシーズンには8万人余りが利用した。その後、年々減少し、昨シーズンは約2万6000人に。15年度は、収入約6千万円に対し、支出約1億2千万円で、赤字分の約6千万円を町の一般財源から賄った。

 町によると、譲渡対象は、リフトを含む施設で、有償にするか無償にするかは決まっていない。町が持つ土地の所有権は継続する。

 この日の説明会で、町産業振興課の友野裕行課長は「18年度までに民間譲渡が決まるよう、努力していきたい」と話した。スキー場付近でペンションやレストランなどを営む住民からは「運営状態が良くなれば、町営で存続することもできるのか」「ここで、生活ができるように、企業と自分たちの間を取り持ってくれるのか」といった意見が出た。

(7月25日)

長野県のニュース(7月25日)