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小型機航跡データ 存在 富山の墜落 運輸安全委が調査

 富山県の北アルプス立山連峰の山中に6月、小型機が墜落し、搭乗していた長野県内の4人全員が死亡した事故で、国土交通省運輸安全委員会は25日、事故機の飛行航跡のデータが存在し、詳細調査を進めていると明らかにした。データ解析が事故の原因究明につながる可能性がある。

 調べているのは、国交省が設置した地上のレーダーサイトの発信電波に自動応答し、機体の位置情報を知らせる装置「トランスポンダ」のデータ。事故機は装置を搭載していたが、国交省や運輸安全委はこれまで、データが残っているかどうか明確にしていなかった。同委は管制機関からデータを入手したという。

 同委の中橋和博委員長は25日の定例記者会見で、トランスポンダのデータについて「分析している段階」と説明。現場調査や関係者の聞き取り、当日の気象状況などの分析も進めるとし「早急な原因究明に努める」と述べた。

 事故機は、運航した茨城県龍ケ崎市の新中央航空が7月上旬に墜落現場から回収し、同市内の格納庫に保管。中橋委員長は、委員会が進めている機体調査については「具体的にどこが悪かったのかといった情報を示すような段階ではない」とした。

 事故機は飛行経路や速度を記録するフライトレコーダーや、操縦席の音声を記録するボイスレコーダーを搭載していなかった。

(7月26日)

長野県のニュース(7月26日)