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HIOKI アジア注力 インドネシア・タイに会社設立へ

決算説明会で海外戦略などを説明する細谷社長=26日、都内決算説明会で海外戦略などを説明する細谷社長=26日、都内
 HIOKI(上田市)は東南アジアでの販売強化に向け、年内にインドネシア、来年にはタイにそれぞれ販売会社を設ける。両国には現在、駐在員事務所を構えているが、代理店へのサポートなどが主で、現地法人にする。同社は2019年12月期に連結売上高に占める海外比率を50%近くへ引き上げる中期経営計画を掲げており、海外事業のてこ入れを図る。26日に都内で開いた17年6月中間期の決算説明会などで細谷和俊社長が方針を明らかにした。

 同社は8月にドイツ・フランクフルトでも、自動車や航空宇宙分野などの現地の主要企業への営業を強化するため、新たな販売子会社を本格稼働する予定。米国についても、細谷社長はこの日の説明会で、東海岸のニュージャージー州の販売子会社に加えて、10月に先端企業が集積するカリフォルニア州にも販売拠点を設けると説明し、海外市場を一層重視する姿勢を示した。

 17年12月期の連結売上高は、日本国内や中国、韓国などで活況な自動車や電子部品関連分野の設備投資を受け、計測器が好調なことから過去最高の197億円を見込む。

 中期経営計画は19年12月期に海外売上高112億円、売上比率で49・8%とする。17年12月期の海外売上高は90億円余(売上比率45・8%)と予想し、うちアジアは66億円弱を占める主力市場。ただ、同社によると、昨年10月にプミポン前国王が死去したタイは景気が減速し、受注が減少するなど東南アジアでは苦戦している。

 細谷社長は現在のインドネシアとタイの駐在員事務所では、顧客への直接的な営業活動ができていないことを踏まえ、「現地法人化して顧客密着を進める」と強調。インフラ市場などでの受注増を期待するインドネシアや、日系の自動車関連企業も多く進出するタイで市場を開拓する方針だ。

(7月27日)

長野県のニュース(7月27日)