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大雨で一時孤立 キャンプ客ら、大桑の避難所を出る

キャンプ場で荷物を片付ける利用者ら。路面には大雨の影響で流れてきた石が転がる=27日午前10時20分、大桑村キャンプ場で荷物を片付ける利用者ら。路面には大雨の影響で流れてきた石が転がる=27日午前10時20分、大桑村
 木曽地方などでの激しい雨から一夜明けた27日、木曽郡大桑村の阿寺渓谷キャンプ場で一時孤立し、村内の避難所で過ごした利用客らが、帰宅に向けて荷物を取りに戻った。近くの渓谷は大雨の影響で26日夜に増水してキャンプ場にも迫る勢いだったといい、利用客からは無事に避難できたことに「安心した」との声が聞かれた。

 キャンプ場を利用していたのは、千曲市と下高井郡山ノ内町、埼玉県、愛知県の計8家族25人。山ノ内町の会社員佐藤博紀さん(28)は27日朝、キャンプ場に通じる道路が通れなくなった前夜について「連絡手段がないことに焦った。川も増水し、土砂崩れが他でも起きるのではないかと心配した」と振り返った。

 千曲市の会社役員山崎拓哉さん(33)によると、26日は午後5時ごろから雨が強くなり、キャンプ場脇の渓谷が増水。乗っていた四輪駆動車で何とか道路をふさいだ土砂を乗り越え、キャンプ場関係者に助けを求めたという。

 木曽広域消防本部や村が午後11時すぎに土砂を撤去し、利用客は野尻地区館に避難。家族4人で訪れていた千曲市の主婦飯島直美さん(34)は「みんなが無事だったことが一番。子どもたちも元気そうで安心した」と話した。

 一方、木曽郡南木曽町は27日、前夜に設置した警戒本部を解散。町役場には同日朝、住宅敷地内ののり面崩落や村道脇の側溝の水があふれたといった報告が相次ぎ、町職員が点検した。

(7月27日)

長野県のニュース(7月27日)