長野県のニュース

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忙しい朝はラジオが便利だ。新聞を読んだり食事を取ったりしながら情報をチェックできる。NHKラジオ第1の「よく聴かれている番組」リストには、ニュース、天気予報、健康情報など朝6〜7時台の番組が並ぶ。聴取率は2%前後。立派なものだ

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残念なことに4月以降、土日祝日の朝の番組から長野放送局制作の地域ニュースが消えてしまった。7時15分から5分間の放送だ。代わって関東甲信越向けの広域ニュースが流れてくる。きのうの朝は東京・隅田川の花火大会の話題を取り上げていた

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長野放送局に問い合わせてみた。長野発のニュースが消えたのはなぜですか。担当者の答えは「ラジオを聴く人にとって必要な情報は何かと考えて番組を見直した」だった。と言われても、地元のニュースを朝聴くことができないのはやはり寂しい

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NHKはテレビではここ十数年、ローカル番組の拡充を進めてきた。東京タワー発の電波を一律に受信してきた関東でも、茨城、栃木、群馬の各県で中継局などを整備し県単位の放送が見られるようになっている。全国で県域放送がないのは東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県だけだ

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ラジオはもう時代遅れなのか。そんなことはない。総務省の調査によると東日本大震災の直後、いちばん役に立ったメディアはテレビでもネットでもなくAMラジオだった。高齢者には親しみやすい。必要とする人、根強いファンがいることをNHKには忘れてほしくない。

(7月30日)

長野県のニュース(7月30日)