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麻央さんの遺志胸に植樹 志賀高原で海老蔵さんら

植樹活動を行った市川海老蔵さん(中央)と長男の勸玄ちゃん(手前左)=29日、山ノ内町志賀高原植樹活動を行った市川海老蔵さん(中央)と長男の勸玄ちゃん(手前左)=29日、山ノ内町志賀高原
 歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(39)の呼び掛けで始まった森林再生活動「ABMORI(エビモリ)」(実行委員会主催)が29日、下高井郡山ノ内町志賀高原であった。雨が降る中、県内外から約1500人が参加し、森への再生を進めている旧笠岳スキー場跡地に1万株の苗木を植えた。

 海老蔵さんは長女麗禾(れいか)ちゃん(6)、長男勸玄(かんげん)ちゃん(4)も連れて参加。海老蔵さんは「かんかんおいで」と勸玄ちゃんを近くに呼び寄せ、スコップで土を掘って一緒に苗木を植えた。他の参加者たちもぬかるんだ土に足を取られながら、ミズナラやトウヒなど12種類の苗木を植え、土の乾燥や流失を防ぐわらを地表に敷き詰めた。

 エビモリは、海老蔵さんが日本の美しさを後世に残そう―と呼び掛け、2014年に始まり4回目。6月に亡くなった妻麻央さんがキャスター時代に知り合った元県自然保護研究所長で植物生態学者の宮脇昭さんの指導を受け、植樹を進めてきた。これまでに植えた苗木は計3万8500本になった。

 志賀高原総合会館98で開いた開会式後、海老蔵さんはエビモリについて「どういう形になるにしろ、麻央がつないでくれたご縁。植樹に限らず、彼女のやりたかったことを着々とやっていきたい」と話した。

 2歳の長女らと参加した石川県小松市の航空自衛官的野真美さん(30)は「初めて植樹を体験したが、知らない人と会話しながら楽しく作業できた」。海老蔵さん親子の様子を目にし、「近くで麻央さんが見守っているような感じだった」と話していた。

(7月30日)

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