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雷電の足跡を浮世絵で紹介 東御で企画展

雷電を描いた浮世絵を中心に約120点を展示している特別展雷電を描いた浮世絵を中心に約120点を展示している特別展
 旧大石村(現東御市滋野乙)出身で江戸時代に活躍した力士、雷電為右衛門(1767〜1825年)の生誕250周年を記念した特別企画展「スーパースター雷電と浮世絵でみる江戸時代展」が29日、東御市の丸山晩霞記念館で始まった。雷電の雄姿や当時の風景を描いた浮世絵を中心とした展示品約120点で、「天下無双」ともたたえられる力士の足跡を伝えようという試み。

 展示は10章構成で、「第3章雷電が見た江戸」は、雷電が生きた時代に出版された浮世絵で当時の東京・日本橋の様子などを紹介。「第9章雷電と江戸の相撲」では、農民出身ながら松江藩の抱え力士になり帯刀を許された雷電が持っていたとされる刀(展示は9月18日まで)なども並ぶ。

 この日は相撲博物館(東京)学芸員の土屋喜敬さん(46)と時代考証家の山田順子さん(63)によるトークイベントも開催。山田さんは浮世絵を「時代の流れとともに、色鮮やかに美しくなっていった」と説明。「刷られた年代を意識すると楽しめる」と話した。土屋さんは「力士が作る食事は全て『ちゃんこ』といい、その言葉は明治時代後半頃から定着した」などと相撲文化について語った。

 伊那市から訪れた高橋正行さん(72)は「浮世絵は初めて見たが、色合いがきれいだった」と感心していた。

 企画展は9月24日までの午前9時〜午後5時、無休。会期中に一部展示の入れ替えがある。入館料は高校生以上200円、中学生以下無料。

(7月30日)

長野県のニュース(7月30日)