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塩尻-岡谷-諏訪 地域つなぐ「のろしリレー」

塩尻市塩尻町の塩尻東地区センターで上げたのろし塩尻市塩尻町の塩尻東地区センターで上げたのろし
 塩尻市から諏訪市までの城跡など計14カ所でのろしをリレーする初の試みが29日、塩尻、岡谷、諏訪の3市をまたいで行われた。戦国大名の武田信玄が情報伝達に使ったとされるのろしリレーの再現を続けてきた諏訪市の市民団体などでつくる実行委員会と、塩尻市の塩尻東地区地域づくり連絡協議会が連携。前の地点の煙が確認でき次第、次の地点が点火し、一部確認できない地点もあったが、最後までのろしをつないだ。

 のろしは塩尻市側からスタート。午前9時、高山城跡から市内8カ所で3分おきに火を付けた。同市塩尻町の塩尻東地区センターには住民ら約40人が集まり、近くの上ノ山で煙が上がるのを確認し、ドラム缶2個に煙突を付けた高さ約3メートルの装置に点火した。

 諏訪側は塩尻側最後の「いの字山」麓から上がるのろしが確認できないまま、午前11時に岡谷市湊の小坂城跡からスタート。トタン板を丸めた円すい状ののろし台に火を付け、杉の枝葉を燃やして白い煙を上げた。同11時半ごろ、最終地点の諏訪市四賀の桑原城跡でのろしが上がった。

 諏訪側は2008年から、塩尻側は15年からのろしリレーに取り組んでいる。塩尻側が始めた際、諏訪側が支援した縁で今回の連携が実現した。塩尻東地区地域づくり連絡協の歴史・文化部長、川尻佐千男さん(66)は「地区内のつながりと共に、他の地域との連携も広げていきたい」。諏訪側代表の秋山大一さん(58)は「場所を再考し、来年以降につなげたい」と意欲を新たにしていた。

(7月30日)

長野県のニュース(7月30日)