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西穂 慰霊に集う同窓生 松本深志高 落雷遭難事故50年

慰霊登山のために西穂山荘に到着した同窓生ら。右から2人目は落雷事故で重傷を負った鈴岡さん=31日午後3時10分慰霊登山のために西穂山荘に到着した同窓生ら。右から2人目は落雷事故で重傷を負った鈴岡さん=31日午後3時10分
 北アルプス西穂高岳・独標(2701メートル)で集団登山中に松本深志高校(松本市)の2年生11人が落雷で犠牲となった事故から50年を迎える1日、恒例の慰霊登山が行われる。31日は60代後半となった同窓生たちが西穂高岳にある西穂山荘に集まり、若くして亡くなった友人たちに思いを巡らせた。

 事故は1967(昭和42)年8月1日午後1時40分ごろ発生。西穂高岳山頂から下山中だった46人パーティーが独標付近で落雷に遭い、生徒11人が死亡、生徒と教員13人が重軽傷を負った。慰霊登山は事故後、同窓生らが自主的に行ってきた。

 31日午後、標高2367メートルの西穂山荘には上高地(松本市安曇)からの登山道や岐阜県側のロープウェーをたどって同窓生9人が到着。山荘前のテラスで「やあ、久しぶり」と1年ぶりの再会にほおを緩ませた。

 事故で背中から足へと雷が抜け、重傷を負った松本市の鈴岡潤一さん(67)は同窓生2人と連れだって、事故当時と同じ上高地からの登山道ルートを4時間半かけてゆっくりと登った。「途中何度か50年前を思い出した。自分自身と向き合うために毎年登っている」と語った。

 1日は松本深志高校山岳部の現役部員17人も参加する予定。天候が良ければ午前11時半に独標で黙とうや献花をする。

(8月1日)

長野県のニュース(8月1日)