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松本深志高生落雷遭難から50年 山で、学校で11人を追悼

北ア西穂高岳独標で花を手向ける松本深志高校のOBら=1日午前7時45分北ア西穂高岳独標で花を手向ける松本深志高校のOBら=1日午前7時45分
 北アルプス西穂高岳・独標(2701メートル)付近で1967(昭和42)年に集団登山中だった松本深志高校(松本市)のパーティーが落雷に遭い、生徒11人が死亡した遭難事故の発生から1日、50年を迎えた。この日、同窓生らが独標で慰霊式を開く予定だったが、悪天候で西穂山荘に変更。式に先立ち、有志5人が独標に登って献花した。

 早朝、西穂山荘を出発した5人は、険しい岩場を1時間ほどかけて到着。1人が「今年も来た」とつぶやき、別の1人が現場の方角に花を手向けると、目を潤ませる人もいた。ガスが出てきたため、20分ほどでその場を後にし、西穂山荘に戻った。

 事故当時に負傷した生徒らが運ばれた西穂山荘のヘリポートで開いた慰霊式では、同窓生22人と、同校山岳部の現役生徒17人らが独標に向かって黙とうした。

 この日午後には、同校の前庭にある慰霊碑の前でも追悼行事があり、遺族や同窓生たちが犠牲者に思いをはせた。

(8月1日)

長野県のニュース(8月1日)