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核廃絶国際署名 賛同求める 長野駅前で県推進連絡会

核兵器廃絶を求める国際署名への協力を求めた藤森さん(左)=1日、長野市核兵器廃絶を求める国際署名への協力を求めた藤森さん(左)=1日、長野市
 核兵器廃絶を訴える「国際署名」を集めている県推進連絡会は1日、長野市の長野駅前で署名への賛同を呼び掛けた。県原爆被害者の会「長友会」会長の藤森俊希さん(73)=茅野市=が、ニューヨークの国連本部で採択に立ち会った核兵器禁止条約の意義を説明しながら、市民一人一人の力が「核兵器のない平和な世界をつくる」と強調。条約に背を向ける日本政府を市民の力で動かそうと呼び掛けた。

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の事務局次長も務める藤森さんは3月、条約制定交渉初日に被爆者を代表して国連本部で演説した。この日は「核兵器のない世界をつくるために力を発揮する条約ができた」と説明した。

 日本政府や核保有国は条約に賛成していない。藤森さんは「核兵器の被害を受けた日本がなぜ条約に賛同しないのか。怒りを持っている」とした上で、条約に賛同するかは国会が決めることだと指摘。核兵器のない世界を求める議員を選挙で選ぶことが大事で、「『核兵器を禁止する条約をつくってほしい』という思いを国会に届けていく必要がある」と訴えた。

 4歳の時に広島で被爆した今井和子さん(76)=長野市=も参加。条約採択に「念願の核兵器のない世界への第一歩を歩み始めたことに安堵、喜び、希望を感じる」とし、「皆さんの署名こそ核兵器保有国と日本政府を動かす力です」と呼び掛けた。

(8月2日)

長野県のニュース(8月2日)