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根羽村教委が「義務教育学校」検討

 下伊那郡根羽村教育委員会が、村内の根羽小学校と根羽中学校を小・中学校の9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」にする検討を始めることが3日、村などへの取材で分かった。児童生徒数がさらに減少しても、教育の質を落とさないことが狙い。今後、PTAや学校職員、村議会などとの議論を経て方針を決めたい考えだ。

 村内の子どもは減少傾向で、本年度、根羽中の生徒は18人、根羽小の児童は21人。同小では1、2年と3、4年に複式学級が初めて導入された。村教委の推計では、同小は20年度には全ての学年が単独では成り立たなくなる見込みで、配置される教員も減っていくと想定する。

 義務教育学校は、従来「6・3」制の学年の区切りを柔軟に変えられるほか、教員は原則小中学校両方の免許が必要。村教委は、教員が児童、生徒両方を教えることができるため教育の質を落とさずに済むとみる。

 大久保憲一村長や小木曽秀美教育長、学校職員ら30人余は6月下旬、既に義務教育学校となっている大町市の美麻小中学校の授業を視察し、校長や教育長にも話を聞いた。今後、指導カリキュラムや職員態勢、校舎をどう使うかなどについて話し合っていく予定で、開校は2019年度以降になる見通しだ。

 小木曽教育長は「子どもたちにとってより良い教育を提供できるよう、しっかりと考えたい」と話している。

(8月4日)

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