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松商OB「後輩のため」打撃投手務める

練習の終わりに、平沢さん(左)から激励を受ける松商学園高の選手たち練習の終わりに、平沢さん(左)から激励を受ける松商学園高の選手たち
 第99回全国高校野球選手権に出場する松商学園高校(松本市)野球部は3日、大阪府交野市の関西創価高校グラウンドで練習した。練習会場は高野連の割り振りで決まったが、松商OBで関西創価高でコーチを務める平沢一浩さん(57)=諏訪郡下諏訪町出身=が「甲子園に臨む後輩たちを歓迎したい」と練習に全面的に協力。炎天下、打撃投手を買って出て約200球を投げた。

 平沢さんは1976(昭和51)年から3年連続で夏の甲子園に出場し、最後の夏はエースナンバーを背負った。大学で野球を続けた後、関西創価高で教員をしながら、野球部の監督、コーチなどとして指導してきた。

 この日は朝から真夏の日差しが照り付ける中、平沢さんは同校正門で手を振って、松商学園高の選手を乗せたバスを出迎えた。ノックや紅白戦をスタンドで見守り、最後のフリー打撃練習ではグラウンドに下りて選手5人を相手に投げた。5人目の千野秀選手(18)の打席では、足立修監督(53)が「9回2死フルカウントのつもりで真剣勝負してください」と平沢さんに注文。「後輩たちからの応援に燃えた」平沢さんに対し、千野選手は鋭いスイングで中前にはじき返した。

 練習後、平沢さんは「甲子園で全国の頂点を目指して戦えることは幸せなこと。全力で頑張ってほしい」と選手たちを激励。平沢さんの投球を受けた捕手の名古屋恵大さん(17)は「最後まで力のある投球だった。自分たちのためにありがたい」と感謝した。

(8月4日)

長野県のニュース(8月4日)