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伊那市、ふるさと納税返礼品に「墓地見守り」

 伊那市が、ふるさと納税の返礼品に墓地の見守りサービスを加えた。市社会福祉協議会が就労支援している生活困窮者や障害者が除草や墓石の拭き掃除を担う。今から申し込んでもお盆には間に合わないが、市は9月の彼岸に向けて利用を呼び掛けている。

 サービスは3人で墓の周りの清掃、墓石の水拭きをして生花を供える。清掃前後の写真を添えた作業報告書を寄付者に送る。2万円寄付した人には1回、6万円寄付した人には3回実施する。

 伊那市は返礼品の家電製品などが人気で、2016年度の寄付総額が全国の自治体で2番目に多い72億500万円だった。その後、総務省の要請もあって家電製品などの取り扱いをやめている。

 市企画政策課は、見守りサービスを返礼品に加えたことについて、墓地の手入れを通じて故郷の応援や障害者らの就労支援につながる面を評価したと説明。4日時点でまだ申し込みはないが、「秋の彼岸には間に合うので利用してほしい」とPRしている。

 7月中旬に始めた見守りサービスは、ふるさと納税の手続きをしなくても、市社協に申し込めば除草や墓石の掃除が1回4千円、供花は追加費用2千円で利用できる。高齢者から、体力に不安があり墓の手入れができないとの声が以前から寄せられていたという。生活困窮者や障害者の就労に向けた訓練にもなると考えた―としている。

(8月5日)

長野県のニュース(8月5日)