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台風5号 県内あす最接近 大雨注意呼び掛け

台風接近を前に桃の収穫を急ぐ農家=7日午前11時14分、松本市波田台風接近を前に桃の収穫を急ぐ農家=7日午前11時14分、松本市波田
 台風5号は7日午前、高知県室戸市付近を通過して北東に進んでおり、長野地方気象台によると、県内に8日の未明から昼前にかけて最も接近する見通しで、県内を通過する可能性も出ている。上空の風が弱く動きが遅いため大雨が長時間続く可能性があり、土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けている。

 7日午後1時時点の進路予想では、8日午前9時に予報円の中心が上田市付近に達する見込み。一方、同気象台は、今回の台風は進路予想が変わりやすい特徴があるとして、最新の情報を確認するよう求めている。

 接近に伴い、台風の東側に当たる県内には、南から雨雲が入り込み、7日夕方から8日夕方にかけて1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所がある見込み。南部では、1時間に50ミリの非常に激しい雨も予想されるとしている。

 8日正午までの24時間に県内で予想される雨量は、多い所で、北部と中部は200ミリ、南部250ミリ。風は7日夕方から強まり、8日夕方にかけて注意が必要で、予想される最大瞬間風速は25メートル。

 台風の接近に備え、県農業技術課は、県内10カ所の県農業改良普及センターを通じ、農業排水路の事前点検や果樹の支柱強化などを農家に呼び掛けている。同課によると、県内では現在、主に北信地方で桃、南信地方で桃と梨が収穫時期を迎えている。

 松本市波田の桃農家、河越正明さん(70)は7日早朝から近くの畑で収穫を急いだ。「今年は良い実がなったので、強風で落としたくない。今日中に取れるだけ取ってしまいたい」と汗を拭いながら作業を続けていた。

 市危機管理課は7日午前から土砂災害警戒区域に当たる市内16地区で、避難所となる各地の地域づくりセンターなどへの食糧や毛布の手配を始めた。

 JR東日本長野支社によると、台風5号の接近に伴い中央西線で、長野駅と名古屋駅それぞれを同日午後3時以降に出発する特急しなの計11本を運休。JR東海広報部によると、同線の中津川―塩尻間でも同日午後3時から上下線の普通列車で運転を見合わせる。

(8月7日)

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