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ムスリム対象に子どもキャンプ 松本で来月開催

 信州イスラーム世界勉強会(事務局・松本市)は9月16、17日の2日間、県内に暮らすイスラム教徒(ムスリム)の子どもや家族を対象にしたキャンプを松本市島内の「松本青年の家」で開く。同勉強会はイスラム社会を理解するための講座を県内で開いており、ムスリムとの相互理解を進める足掛かりに―と初めて企画した。将来はムスリムではない日本人も交えた交流の場に育てたいとしている。

 同勉強会の代表で、諏訪市在住の板垣雄三・東京大名誉教授(86)=中東・イスラム研究、本紙書評委員=によると、県内にもパキスタンやインドネシア、中国新疆ウイグル自治区から移り住んだムスリムが多い。埴科郡坂城町にはモスク(礼拝堂)もある。

 板垣さんは、経済連携協定(EPA)に基づきインドネシアなどから看護師、介護福祉士候補生の受け入れが進んでいると指摘。「少子高齢社会の働き手としてムスリムとの付き合いは今後増える」とし、キャンプの意義を強調する。同勉強会事務局のアルプスシャツ(松本市)の渡辺聡社長(57)は「イスラム社会への理解は、長野県の観光振興にもつながる」と話す。

 キャンプは「マルハバ!ジャンボリー2017」と銘打ち、参加者が協力して食事を作ったり、キャンプファイアを楽しんだりする予定。「マルハバ」は「あなたに会えてうれしい気持ち」の意味のアラビア語。松本大(松本市)の学生との交流も予定する。

 参加費は1人2千円。定員は保護者を含め50人。運営費などをインターネットのクラウドファンディングで募る。問い合わせは事務局(電話0263・50・5514)へ。

(8月8日)

長野県のニュース(8月8日)