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台風5号接近で高速バスや大糸線運休

始発から運休が続いた新宿行きの高速バス乗り場=8日午前8時、松本市の松本バスターミナル始発から運休が続いた新宿行きの高速バス乗り場=8日午前8時、松本市の松本バスターミナル
 8日午前に県内に最接近した台風5号の影響で、県内では7日夜から8日にかけて激しい雨が降る所があった。台風の動きは遅く、長野地方気象台は、8日夕方にかけて1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があると予想。土砂災害や河川の増水、氾濫への警戒を呼び掛けている。

 同気象台によると、8日午前11時までの24時間降水量は、御嶽山169・5ミリ、阿智村浪合152・0ミリ、南木曽131・5ミリ、阿南96・5ミリ、松本市上高地と飯田市南信濃で87・0ミリを記録した。8日正午から24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で北部120ミリ、中部100ミリ、南部80ミリとなっている。

 山梨県内の中央道が通行止めとなった影響で、アルピコ交通(松本市)などが運行する高速バスの新宿線(松本―新宿間)は8日の始発から計11本が運休。午前8時50分に運行を再開した。松本―名古屋間も雨の影響で8日の便のうち4本が運休した。

 7日の新宿線で帰れず、松本市内のカラオケボックスで一晩過ごした都内の大学1年清野萌美さん(19)=埼玉県白岡市=は8日朝、同市の松本バスターミナルで昼すぎの便を予約。「災害だから仕方ないけれど、早く帰りたい」と疲れた様子だった。

 松本市が7日午後に避難準備・高齢者等避難開始の情報を出し、避難所となった市中山公民館には同日夜から13人が自主避難。夫と身を寄せた近くの中島倫子さん(85)は、面識のある人もいたといい「みんなと一緒だったので安心して寝ることができた」。

 このほか、同市内田体育館で3人が自主避難。上水内郡小川村の村保健センターに1世帯2人が自主避難し、それぞれ一夜を明かした。

 JR西日本金沢支社によると、8日午前から大糸線糸魚川―南小谷間で上下普通列車6本を運休。JR各社によると、北陸新幹線(長野経由)や中央線、篠ノ井線など他の路線は始発から通常通り運行している。

 中部電力長野支店によると8日午前、松本市や下伊那郡天龍村の計230戸など各地で停電が一時発生。強風による倒木で断線したという。

(8月8日)

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