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小諸高と小諸商高 統合へ秋にも検討組織

 2018年度からの県立高校第2期再編を巡り、小諸市内の「小諸」と「小諸商業」の両校統合に向けた検討組織が、今秋にも発足する見通しになった。両校同窓会は「統合も含め前向きに協議を進めること」を総会で了承しており、小諸市や小諸商工会議所に参加を呼び掛ける。第2期再編で統合に向けた動きが表面化したのはこれが初めて。

 県教委が8日夜、第2期再編に向け旧第6通学区(佐久地域)を対象に佐久市で開いた地域懇談会で、小諸商業同窓会の高見沢敏光会長、小諸同窓会の鷹野昭裕会長が明らかにした。高見沢会長は「将来の子どもたちには少子化により学級数が減少して少人数で学ぶよりも、大人数で切磋琢磨(せっさたくま)し充実した教員の指導体制で学んでほしい」と述べた。

 県教委高校教育課の担当者は席上、「子どもたちの将来を考えた上の英断と受け止めている」と話した。

 高見沢会長と鷹野会長は懇談会後、「将来の中学卒業者の減少を重く受け止めている」とし、役員間で意見交換を重ねてきたと説明。検討組織では統合に向けた方向性を議論し、県教委側に新校の在り方を提案することを目指すとした。「同窓会内には多様な考え方がある。丁寧な合意形成を図る」とも強調した。

 市関係者は取材に「地域から高校がなくなってしまうかもしれない危機感がある。市としても積極的に協力していきたいし、そうせざるを得ない状況にある」としている。

 県教委によると、5月1日時点の在籍生徒数は小諸が659人、小諸商業が465人。第2期再編の分類案で小諸は都市部存立普通校、小諸商業は都市部存立専門校とされた。都市部存立普通校は「2年連続で在籍生徒が520人以下」、同専門校は「2年連続で在籍生徒が280人以下」になった場合、他校との統合か募集停止を検討することになる。

(8月9日)

長野県のニュース(8月9日)