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県職員妻 詐欺疑い逮捕 夫の立場を悪用か

 架空の県の子育て支援事業を紹介する手口で知人から金をだまし取ったとして、長野中央署と県警捜査2課は9日朝、詐欺の疑いで長野市西長野の無職山田明美容疑者(47)を逮捕した。捜査関係者によると同容疑者は県職員の妻で、夫の立場を悪用して被害者を信用させていたとみられる。山田容疑者については、子どもが通う市内の小学校で、複数の保護者仲間から同様の手口で金をだまし取った疑いもあり、同署などが調べている。

 逮捕容疑は2月下旬、佐久市内の知人の無職女性(44)に対し「県には子育てをしている母親を対象にした支援事業があり、その事業にお金を預けることができる」などとうそを言い、金を預ければ高い利息が付くと信じ込ませ、2回にわたって現金計115万円をだまし取った疑い。女性は6月に被害届を出していた。山田容疑者は容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、山田容疑者は犯行時に夫が県職員だと説明して、本当に事業があるかのように信じ込ませていたとみられている。長野中央署などは、現時点では単独犯とみて、動機や金の使い道を調べている。

 山田容疑者は子どもが通う長野市内の小学校で、複数の保護者仲間に「生活に困っている人を支援する県の制度がある。金を預ければ利息が付く」「夫が県職員なので制度を知っている」などとうそを言い、計数百万円をだまし取った疑いも浮上している。学校関係者によると、夫を通じて入手したとみられる県の公文書を改ざんして偽造した書類を見せ、信じ込ませていたという。保護者仲間の一部は長野中央署や県に相談している。

 県人事課は「警察に相談しているのでコメントできることはない」としている。

(8月9日)

長野県のニュース(8月9日)