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バス事故防止へ巡回開始 北陸信越適正化センター

バス事業者の巡回指導への出発宣言をする指導員(左の2人)=9日、新潟市バス事業者の巡回指導への出発宣言をする指導員(左の2人)=9日、新潟市
 北佐久郡軽井沢町で昨年1月に起きたスキーバス転落事故を受け、国土交通省北陸信越運輸局管内の長野、新潟、石川、富山4県のバス協会で設立した「北陸信越貸切バス適正化センター」(新潟市)が9日、バス事業者の安全管理をチェックする巡回指導を新潟市を皮切りに始めた。バス協会に加入していない事業者が対象で、指導員2人態勢で巡回する。

 昨年の道路運送法改正によって国のバス事業者の監査を補完する民間機関が全国10カ所に設立された。北陸信越4県のバス協会非加盟の事業者が運営する営業所は134カ所(長野県内75カ所)で、本年度は46カ所(同20カ所)を回る計画。違反があれば国の監査や処分につなげる。バス協会加盟業者はバス協会が巡回指導する。

 運営費は、巡回指導の対象業者の営業所や車両の数を元に算出した「負担金」で賄われる。本年度は1営業所当たり約7万5千円、バス1両当たり約1万3千円を負担。

 この日はセンター前で出発式を開き、神田斉首席指導員(62)が「悲惨なバス事故の再発防止のため、安全安心な運行ができるよう指導していく」と話し、新潟市内での指導に向かった。出席した北陸信越運輸局の江角直樹局長(56)は取材に、「(悪質業者の報告後の)監査から処分までを、可能な限り迅速に努めていく」とした。

(8月10日)

長野県のニュース(8月10日)