長野県のニュース

避難所生活 一緒に体感 諏訪の児童と宮城の小中高生

避難所に想定した体育館で段ボールの仕切りを作る子どもたち避難所に想定した体育館で段ボールの仕切りを作る子どもたち
 諏訪市教委などは9日夜、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の小中高生らと諏訪市豊田小の児童らが、避難所での生活や防災を学ぶワークショップ(参加型講習)を同校体育館で開いた。東松島市から29人、諏訪市側は26人が参加し、段ボール箱を粘着テープでつないでベッドを作るなど避難所生活を体感した。諏訪側の参加者は体育館にそのまま泊まる。

 被災地と交流する市教委の「虹のかけ橋プロジェクト」の一環。市消防団員が、段ボールベッドの作り方や、丸めた段ボールにタオルをかぶせた枕、内側にポリ袋を張った簡易トイレの作り方を紹介した。子どもたちは、段ボールで作った仕切り内に寝転んだりしていた。同校6年の北沢遙香さん(11)は「いざとなったら誰かに教えられるようにしたい」と話した。

 東松島市の子どもたちは9日から3日間、諏訪市に滞在。10日も諏訪の子どもたちと、斎藤幸男・東北大特任教授による避難所運営ワークショップに参加する予定だ。

 震災当時は小学6年で、現在は東松島市で語り部をしている東北福祉大1年の志野ほのかさん(18)は「東松島の子の震災の記憶も薄れてきた。諏訪の人と一緒に震災を語り継ぎたい」と話していた。

(8月10日)

長野県のニュース(8月10日)