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県北部で大雨 5020人に避難勧告

避難勧告が出て避難所に集まった人たち=11日午後9時37分、長野市上ケ屋のアゼィリア飯綱避難勧告が出て避難所に集まった人たち=11日午後9時37分、長野市上ケ屋のアゼィリア飯綱
 県北部は11日夜、気圧の谷の影響などで大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降った。長野地方気象台と県は一時、長野市、上水内郡飯綱町、小川村に土砂災害警戒情報を出した。同市は、土砂災害の恐れがあるとして戸隠、鬼無里両地区と芋井地区の一部の計2180世帯5020人に避難勧告。けが人の情報はないが、交通網が大幅に乱れた。

 長野市鬼無里では午後6時31分までの1時間降水量が81・5ミリを観測し、1977(昭和52)年の統計開始以降で最大を更新。長野も同8時12分までの1時間降水量が57・5ミリとなり、1903(明治36)年の統計開始以降、3位となった。降り始めから12日午前0時までの雨量は鬼無里132・0ミリ、長野92・5ミリなど。

 鬼無里地区を通る国道406号は、土砂崩落や冠水の影響で、同市鬼無里―北安曇郡白馬村間(約19キロ)が通行止めとなった。しなの鉄道北しなの線は11日午後8時前、北長野駅の雨量が規制値に達し、上下計8本が運休。JR飯山線では長野―豊野間で上下の普通列車4本が区間運休した。

 避難勧告に伴い、長野市は同市上ケ屋の宿泊施設「アゼィリア飯綱」を避難所とした。11日午後11時現在、近くの飯綱高原キャンプ場の客ら8世帯36人が身を寄せている。家族6人でキャンプ場にいたさいたま市の男性会社員(41)は「雨はバケツをひっくり返したような、ものすごい勢いだった」。携帯電話で避難勧告を知り、貴重品と食べ物を持って避難したという。

 市によると、ほかに戸隠、鬼無里両地区で約20世帯が公民館などに避難した。

 長野地方気象台は、県北部では地盤の緩んでいる所などがあるとして、土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛ける気象情報を発表した。

(8月12日)

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