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県北部大雨影響 鬼無里・戸隠で断水

沢があふれ出し、民家近くまで迫った流木=12日午前9時45分、長野市鬼無里沢があふれ出し、民家近くまで迫った流木=12日午前9時45分、長野市鬼無里
 県北部で11日夜に局地的に激しく降った雨で、長野市は12日午前6時、戸隠、鬼無里両地区と芋井地区の一部の計2180世帯5020人に出していた避難勧告を解除した。土砂崩落のため11日夜から通行止めとなっていた国道406号の鬼無里―北安曇郡白馬村間は12日朝に復旧した。

 市によると、避難勧告に伴い、市が11日夜に避難所とした同市上ケ屋の宿泊施設「アゼィリア飯綱」などに最大35世帯86人が身を寄せたが、12日朝までに帰宅するなどした。市上下水道局によると、同日正午現在、鬼無里の112世帯と戸隠の7世帯が断水している。大雨の影響で流れた土砂が水道管を破損したのが原因とみられるという。

 市鬼無里支所などによると、11日夕に1977(昭和52)年の統計開始以降で最大となる81・5ミリの1時間降水量を観測した鬼無里では、複数箇所で土砂崩れや倒木があり、裾花川支流の「冷沢(つめたざわ)」があふれた。

 冷沢脇に自宅がある戸谷智幸さん(81)によると、11日午後6時には沢からの水で自宅前が川のようになり、流木が押し寄せてきた。戸谷さんは「80年近くここに住んでいるが、こんなことは初めて。あっという間に道路が川になってしまい、身動きが取れなかった。恐ろしかった」と話していた。

 長野地方気象台によると、12日も気圧の谷や湿った空気の影響で、県内は激しい雨が降る所がある見通し。13日午前6時までの24時間に予想される雨量は多い所で、北部、中部、南部ともに60ミリとしている。

(8月12日)

長野県のニュース(8月12日)