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農産物や工芸品販売 伊那市高遠町でイベント

漆器の大皿を手に取る来場者漆器の大皿を手に取る来場者
 伊那市高遠町藤沢の農家レストラン「こかげ」で12日までの2日間、地元の農産物や工芸品などを販売する「百姓と職人市(百職市)」が開かれた。昨年夏に続き2回目。昨年より多い22のブースが出店し、自然豊かな土地で栽培した夏野菜や地元作家の工芸品を販売。県内外からの大勢の人でにぎわった。

 地元の農家や工芸作家らでつくる「百職会」が企画。同会と、こかげを運営する地元農家女性グループの代表の藤沢宗子さん(68)によると、高遠は城下町として栄えた歴史もあり、漆芸などの職人が多い。藤沢地区は茅野市につながる街道があり、「遠来のお客さんを迎え、もてなす文化が根付いている」という。

 工芸品は、漆器や草木染、フェルトのブローチなどの販売ブースが並んだ。定年後に母親の着物を加工して農家女性のためのズボンや帽子を作り始めた女性や、高遠の自然に引かれ十数年前に県外から移り住んだ漆芸作家らが出店。訪れた人は作品を手に取って作家らとの会話を楽しんでいた。

 親子で訪れた唐木啓子さん(37)=伊那市坂下=は高遠で採れたピーマンを買い、「高遠といえば桜のイメージだが、他の魅力を知ることができた」と喜んでいた。

(8月13日)

長野県のニュース(8月13日)