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日仏を結ぶ水引 両国の学生招きサマースクール

水引のチャーム作りに挑戦するフランスの大学生ら水引のチャーム作りに挑戦するフランスの大学生ら
 飯田下伊那地域とフランス・フランス語圏との交流促進を図る一般社団法人レキップ飯田(飯田市)が、日仏の学生計21人を地域に招いた初めてのサマースクールを、12日まで3日間の日程で開いた。リニア中央新幹線開業を見据え、国際都市への成長につながる経験を積み重ねようと企画。12日は地域の伝統工芸「水引」の結び方を教えた。

 水引の講座は民家を改装した飯田市北方のレンタルスペース「キラ☆ジョ ハウス」で開催。ファッションデザイナー桂由美さんがパリで開くショーなどに水引の飾りを提供する関島吉明さん(60)=飯田市鼎名古熊=を講師に、バッグに付けるチャーム(飾り)の結び方を教えた。

 日本国内からは国際基督教大や東大など都内の大学生10人、フランスからは、日本語を専攻する大学生ら11人が参加。パリ第7大学で学ぶシリア・クレメンツさん(23)は水引に代表される日本の「結び」の文化に興味を持ったといい、「文化の奥深さを感じた」と話した。

 サマースクールは、日仏の学生でつくる「日仏学生フォーラム」に呼び掛けて実現。学生らは研修旅行として、8月3日から2週間の日程で日本国内を巡っており、飯田下伊那地域では、飯田市の小笠原資料館や下伊那郡喬木村の村阿島傘伝承館などを見学。民家にホームステイした。

 レキップ飯田は今後も仏大学生の受け入れを進める考え。代表理事の田口満雄さん(45)=飯田市上郷黒田=は「観光ではなく、研修としてのプログラムがうまくいったと思う。受け入れの課題を明確にし、リニア開通時には、海外の人が安心して来られる地域にしたい」と話した。

(8月13日)

長野県のニュース(8月13日)