長野県のニュース

金塊レプリカ盗 飯田署が2容疑者再逮捕

 飯田署は26日、新潟県佐渡市の博物館で金塊のレプリカを盗んだ疑いで逮捕状を取った無職板谷恭兵(29)=住所不定、会社役員石田無限(29)=名古屋市東区=の両容疑者を盗みと建造物侵入の疑いで再逮捕した。同署が6月、飯田市内の窃盗事件で石田容疑者を逮捕した際、乗っていた乗用車内に数千万円の現金が積まれていたことが捜査関係者への取材で新たに判明。同署は2人について、中部地方を中心とする広域窃盗グループの一員とみており、多額の現金と他県で起きた盗難事件などとの関連を調べる方針だ。

 同署は県警捜査3課、石川、新潟、三重、愛知県警と合同・共同で捜査しており、グループの全容解明を進める。

 2人の再逮捕容疑は、4月16日午後5時ごろから17日午前1時ごろの間、共謀して佐渡市の相川郷土博物館の従業員用出入り口のガラスを割って侵入し、ショーケースの中にあった金塊のレプリカ5個(約5万円相当)を盗んだ疑い。同署は、犯行時に使用していた車の捜査や防犯カメラの映像の分析から容疑者を特定したとし、金塊レプリカは見つかっていないとしている。認否は明らかにしていない。

 同博物館は佐渡金山跡の関連資料などを展示する施設で、金塊は安全のために本物は飾っていなかった。佐渡市教委の越前範行・社会教育課長は「容疑者逮捕は良かったが、レプリカも市民の大切な財産であり、早く戻してもらいたい」としている。

 飯田署は、飯田市の食料品店で6月12日夜から13日朝にかけて現金328万円余などが盗まれた事件で、同15日に駒ケ根市内で両容疑者を発見。石田容疑者を盗みなどの疑いで逮捕したが、板谷容疑者は逃走した。多額の現金はこの際に発見された。板谷容疑者は、昨年6月に金沢市で発生した強盗事件の容疑者として石川県警が逮捕。8月に飯田署が飯田の事件で再逮捕していた。

(8月27日)

長野県のニュース(8月27日)